CL Camp
クリエイティビティで組織をリードしていくためのリーダー層向けプログラム
私たちが直面する課題はますます複雑化しており、これに立ち向かうためには新たな解決策を考え出していく必要があります。私たちは、この不安定で不確実な世界において、クリエイティブ・リーダーシップ*が、組織に共感、コラボレーション、実験の文化をもたらし、組織改革をを成功に導くと信じています。
Creative Leadership Camp by IDEOは、組織のリーダーが創造性を発揮し、複雑な課題を解決するために必要なツールやマインドセットを自ら身につけられるようになることを目指し設計された、実績ある学習プログラムです。
この研修プログラム(キャンプ)では、4つのステップを通じてクリエイティブ・リーダーシップに取り組んでいきます。
Step 0. Creativity Index: 組織におけるクリエイティビティの発揮しやすさを把握。
どれだけ創造性が発揮しやすい職場なのかをIDEO Tokyoが開発した「Creativity Index」というツールを用いてアセスメントしていきます。この調査結果と、受講者の現状やニーズを確認した上でStep1以降のプログラムの詳細を決めていきます。
Step1. Leading Me: 自分自身を導くために
リーダー個人に焦点を当て、個人のパーパスや目指す方向性、そして各個人がチームワークにおいて発揮できる「独自の強み」について専用のツールを使いながら、あなたがどのようなインパクトをチームにもたらすのか?明らかにしていきます。
Step2. Leading You: 他者・チームを導くために
ここでは、チームメンバーを支えながら、彼ら一人ひとりが本来持っている力を発揮し、自らの意思決定により自発的に行動できるようにしていきます。クリエイティビティを発揮しやすくするためには?多様なメンバーとのコラボレーションにおけるコツとは?スマートリスクをとれるようにするためには?など実践に役立つアプローチを学びます。
Step3. Leading We: 組織全体を導くために
組織全体と社会におけるリーダーシップの在り方に焦点を当て、ここまでの学習のすべてを統合します。組織全体のパーパスに着目し、社会インパクトのために、より大きな規模でクリエイティビティを発揮させるための、ストーリーを事業側の視点のみならず、生活者の視点で描いていきます。
以下は、IDEOのクリエイティブ・リーダーシップで受講できるモジュールの例です。必要に応じて、最適なモジュールを各ステップに組み込んでいきます。
Leading with Purpose 自らのパーパスを抱く
利益を上げること以上に何を、なぜ目指しているのかについて考え、個人としてのパーパス、仕事をする上でのパーパスを定義します。明確なパーパスのもとに行動することで、他者を導き、意欲を引き起こし、鼓舞することができます。POV (point of view) 個人としての主観的な視点・見解の形成
自らの主観を持ち、明確なスタンスを持つことがこれからのリーダーにはより一層求められます。自分は何に熱意を注ぎ、どのようなことに共感するのか?好奇心を持って世界を見つめ直し、自身が情熱を持って取り組めるテーマや問題を発見しましょう。ここでは、そのためにIDEOのデザイナーから、どのようにインスピレーションを得るかについて学びます。Leading for Creativity クリエイティビティを発揮しやすくするために
ビジョンを持ち、カルチャーを通じて、チームと伴走しながら、実験のプロセスを用いることで、不確実性の中を導きます。そしてクリエイティビティをサポートする信念と行動を活用することで、組織のカルチャーを変革します。Cultivating Creative Collaboration クリエイティビティとなコラボレーションを育む
多種多様なメンバー、視点を取り入れることで、新しいアイデアを生み出し、より良い解決策を導き出すことができます。そのために必要なチーム内の「合意」、独自の「習慣・儀式」など、チームが成功するために必要な企業風土とそれを満たす条件を考えていきます。Empowering Through Permission 自律とエンパワーメント
チームを成功に導くために必要なエンパワーメント(自律性を促し、支援する)を学びます。彼らにインスピレーションとモチベーションを与える問いかけのやり方、傾聴の姿勢など、チームメンバーと強い絆を築くためのテクニックを身につけます。Designing the Conditions for Creativity 創造性を発揮するための環境をデザイン
創造性を発揮するために、組織の状況をどのように評価し、設計すればよいかを探ります。Storytelling for Impact インパクトのあるストーリーテリング
パーパスとビジョンをどのように伝えると、彼らが行動を起こす動機付けとなるようなストーリーになるのか?聞き手を理解することで、彼らにより伝わるストーリーを語ることを学びましょう。
本プログラムは日本語と英語の2言語で提供が可能です。
リーダーシップとは、すべての答えを持つことではなく、正しい問いを持つことです。IDEOと一緒に仕事をすることで、私はより人間的なリーダーになり、私たちのすべてのソリューションとすべてのサービスの背景にいる人間を理解することに集中できるようになりました。
ペルー インターバンク社 CEO ルイス・フェリペ・カステラノス氏
詳しくは、tokyo@ideo.com までお問い合わせください。
*Kate Whiting, Five Things You Need to Know About Creativity (World Economic Forum, 2019 より出典)
Apr 2022