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The Challenge

テクノロジー中心の組織を、顧客中心(人間中心デザイン)を重視するイノベーション文化に変え、新世代のデジタル製品・サービスの基盤を創り上げる

The Outcome

社内に専門のデザイン思考チームを創り出し、組織全体の文化的変化、一連の製品・サービス開発を実施。「サプライヤー」というマインドセットから「イノベーション・パートナー」へと変革。

スマートバルブひとつで、工場は一変します。システムがどれだけ円滑に動いているかに関するデータを収集し、これをアプリに送信することで、どこからでも簡単にトラブルシューティングができるようになるからです。また、オーバーヒートが起きれば、自動的に操業を停止し、メルトダウンを回避することもできます。

スイスに本社を置く法人向け産業機器メーカーGeorg Fischer(GF)は、IDEOとの協業により、このバルブのほか、今後数世代のエンジニアに付加価値をもたらすシステムをデザインしました。

その過程で、思わぬ出来事もいくつか起きました。顧客にインタビューを行った開発チームは、その本当のニーズについて多くを学んだからです。「お客様にスマートバルブのたたき台となるコンセプト(サクリフィシャル・コンセプト)を提示し、どう思うか尋ねました。」GFに設立されたコーポレート・デザイン・シンキング部門の責任者ローラ・バラビアは、こう語ります。「すると、バルブをスマートにして欲しいのではなく、私たち自身がスマートになりたい、という答えが返ってきたのです。GFがスマートバルブを提供してしまったら自分たちが提供していた価値はどうなる?、という意味です。」

GFのパイピング・システムズ事業部にとって、こうしたインサイトは当初のプロトタイプ作成に役立つとともに、個々のパーツを組み立ててスマートシステムと、より効率的な産業施設を作り上げる何かへとデザインの方向性を誘導することになり、これによって競争優位も生まれました。

GFのCEOイヴ・セラは早い段階から、自社が顧客中心主義とデジタル能力を強化する必要性を認識していたため、IDEOを起用し、エンジニアリング主導型で手順を重んじるGFの文化を、顧客中心で、多様な専門性が交わる、協調的かつ柔軟な文化へとシフトさせるための出発点を探ろうとしました。こうしてGFにデザインに基づくアプローチを定着させるための、10年間のエンゲージメントがスタートしました。

テクノロジー・ドリブンな企業から真に顧客中心型の企業への移行に、どのような意味があるのかを見てみましょう(英語のみ)。

GFがクライアントの「ペインポイント」を特定し、新規のデジタル製品・サービスでこれに取り組むため、IDEOはビーコン(灯台)プロジェクトを策定し、パイピング・システムズ(配管系事業部)、キャスティング・ソリューション(鋳造系事業部)、マシニング・ソリューション(工作機械事業部)というGFの3部門それぞれを対象に実施しました。ビーコン(灯台)プロジェクト(別称「Lighthouse」)とは、組織の変革をカタチにしたものであり、組織の前途を照らし、その働き方のシフトを助けるコンセプトを実証する目的のプロジェクトです。

例えば、GFマシニングソリューションでは、リアルタイム・データを使って顧客が機械の問題を特定、是正するための手助けをするアプリケーションのプロトタイプを構築し、実質的な予知保全に向けた基盤を整えました。また、データの流れを顧客にとってさらに透明にすることで、機械の稼働を維持するGF修理技術者の作業を簡素化しています。

Georg Fischerがハードウェア提供からデジタル・ソリューションへと移行している様子について見てみましょう(英語のみ)

GFのパイピング・システムズ向けにデザイン・チームが開発したGF Digital Lineは、水と化学品の配管系統の計画、設置、維持を支援する一連の製品、アプリ、ダッシュボードその他のサービスで構成されています。GFチームは顧客にDigital Lineをテストしてもらい、フィードバックを集め、今後のニーズに確実に対応できるようにしました。また、製品開発を支援するケーパビリティ(組織的能力)も構築し、将来的なイノベーションの基盤を整備しました。

さらに、IDEOはGFのキャスティング・ソリューションが外国の自動車部品サプライヤーと競合する「コモディティ化の罠」を避けるためのお手伝いもしました。デザイン・チームは、自動車メーカーが直面しているチャレンジに対する理解を深めるため、メーカー2社の開発サイクルをつぶさに観察しました。そして、燃費改善に欠かせない軽量化に向けたソリューションの導入にどれだけの困難が伴うのかを学びました。そこで、アルミダイカストのエキスパートであるGFの強みを生かし、良質の部品だけでなく、デジタル工学を活かした最先端の軽量鋳造部品およびシステムの開発を通じて、メーカーを支援することにしました。また、これらのソリューションは模倣しづらいものを届けることができました。

これらビーコンプロジェクトの完了までに、GFは1,000人を超える従業員を対象に、グローバル規模でのデザイン思考プログラムを展開していました。トレーニングを終えた従業員は組織全体で、新しい働き方を取り入れるとともに、その熱心なアンバサダーとなりました。この熱意はR&D部門から人事、財務その他多くの部門へと広がりを見せています。

GFは現在、常設のデザイン思考チームとデジタル・チームを結成し、この作業を続けています。3つの事業部はいずれも、2019年前半までにビーコンプロジェクト初の成果のローンチを目指しています。そして、プロジェクトに取り組むたびに、GFの事業とソリューションは、激動の世界のニーズへの対応法について、スマートな進化を遂げているのです。

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