Big QuestionsOur work related to complex challenges.

The Challenge

Willowチームと共に、ブラジャーに収納可能な、世界初のオールインワン・ウェアラブル搾乳器の外観、手触り、そしてユーザーエクスペリエンスをデザイン。

The OUTCOME

Willowの大きさや形状、色、素材を含む工業デザイン、そしてデバイスの使用、洗浄、組み立て方法などのユーザーエクスペリエンスをデザイン。

Willowの大きさや形状、色、素材を含む工業デザイン、そしてデバイスの使用、洗浄、組み立て方法などのユーザーエクスペリエンスをデザイン。

母乳育児をする母親にとって、大変なことの一つが”搾乳”です。母親たちは、搾乳器にチューブでつながれ、服を半分脱いだ状態でボトルを抱えて搾乳をしてきました。この時間のかかる、不便で時に不快感を与える搾乳方法は、25年以上前から根本的に変化していません。

この状況をなんとか解決したいという熱意に溢れたスタートアップのWillow社は、搾乳のエクスペリエンスを一変させようと取り組み始めました。Willow社のチームが思い描いたのは、「ドリーム・パンプ」。母親たちが切望する、「持ち運びやすさ」、そして、搾乳中も恥ずかしい思いをすることなく「自由に動ける」ことを実現する、夢の搾乳器です。

Willow社のチームは、この構想中のプロダクトを形にするために、IDEOを協業パートナーとして選びました。IDEO、Willow社、そしてFunction Engineering社の3社がシームレスに連携し、リサーチャーや工業デザイナー、機械工学の専門家などが集まる分野横断的なチームとして協業。これまで満たされることのなかった母親のニーズを明らかにし、工学的に複雑な問題を解決しながら、シンプルでエレガントなデザインを実現しました。

こうして誕生したWillowは、世界初のオールインワン型のウェアラブル搾乳器です。チューブはなく、ごちゃごちゃしたボトルからも解放され、ブラジャーの中に簡単に収納できます。搾乳中の移動も可能で、恥ずかしい思いもせずにハンズフリーで使えるWillowは、母親たちが日常生活の流れを止めることなく、搾乳することを可能にしたのです。

Willowは、搾乳のエクスペリエンスを母親にとってストレスフリーで便利なものに変えた。

チームは、初めて搾乳する母親から、経験豊富な母親まで数十人を対象にインタビューとリサーチを実施し、Willowの最終デザインを決定しました。母親たちの生活のルーティンや悩み、うまくいかない時の対処法などからインサイトを得たデザインチームは、60種類以上の試作品を作り、どうすればWillowが母親たちの生活に最も馴染むのかを考えました。毎回試作品から学びを得ては、大きさ、形状、色、素材、さらには搾乳の各ステップを決定していきました。

この非連続的なプロセスから浮かび上がった主要なデザイン要素の一つが、Willowの構造をシンプルにすることでした。使いやすく、組み立てやすく、洗浄しやすい搾乳器を目指したのです。Willowの部品はわずか数個でできており、接続もカンタンで、洗浄が必要な部品は2つだけです(両方とも食洗機に対応)。

搾乳という行為が、母親たちにとってとてもパーソナルなものであることに配慮し、チームは搾乳器を飾り気のない装置としてではなく、温かみのあるモダンでパーソナルなアクセサリーにしようと考えました。この目標は、完成した搾乳器の色合い、質感、仕上がりに反映されました。

Willowがあれば、母親たちは搾乳を中心に一日のスケジュールを組む必要はなくなります。いつでも、どこでも搾乳できるのです。Willowは母親たちに、自分の時間と自由、そして選択肢を与えます。搾乳している間も、上の子と遊んだり、仕事をしたり、自宅で貴重なリラックスタイムを楽しんだりできるでしょう。Willowがあれば、搾乳という行為はアクティブな毎日を送る女性たちの生活にも、ストレスなく溶け込むようになるのです。

Willowのポンプは、逆流防止保存袋を含む数個の基本部品を接続するだけで使用できる。

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